日本静脈学会
会員 各位

日頃より学会活動にご協力賜り有難うございます。
静脈血栓除去デバイス(Penumbra CAT システム)の重症DVTに対する保険償還は2023年9月にされましたが併用するステントがないため、現在動脈ステントの使用の倫理および適応外使用の承認を受けた限られた施設で市販後調査(PMS)が開始されております。
 しかしながら、適応基準が厳しく、施行施設も少ないためPMS進行が思わしくありません。会員の先生におかれましては、歩行不能で重症な腸骨静脈含む深部静脈血栓症症例がございましたら、何卒静脈PMS施設にご紹介のほど宜しくお願い致します。

なお、適応を示す適正使用指針は、以下となり
https://js-phlebology.jp/?p=6762
その適応症例の概要は以下です。

適応症例:有痛性青股のみではなく重症DVT含みます。すなわち
①動脈虚血を伴う重症の深部静脈血栓症(有痛性青股腫、有痛性白股腫、静脈性壊疽)
②抗凝固療法と下肢挙上あるいは圧迫療法などの適切な保存療法にても常時疼痛があり日常生活を著しく妨げる深部静脈血栓症(rVCSS pain score 3 あるいはrVCSS pain score2かつVillaltaスコア15以上)
 現時点で、承認得ているPMS施設は添付となりますが、随時変更がございます。

PMS施設(PDF)

血栓除去デバイス関連学会協議会
代 表  東 信良
静脈担当  孟 真